ラベル、シール作成 株式会社システムプリント
 
 
■ラベル構成について
 
 ラベルは、表面基材、粘着材、剥離紙(セパレーター)の3層から構成されています。
用途や目的、使用環境により、表面基材や、粘着材、セパレーターの組み合わせが異なりますので、詳しくはお問い合わせ下さい。
■表面基材(紙系)
上質紙
 安価な素材ですが、パルプ繊維が表面に露出しており、平滑性がやや劣り、印刷の仕上がりがあまり良くありません。
厚さも様々あり、色付きのものもあります。
コート紙・アート紙
 紙の表面を顔料で目止めし、平滑性、光沢、印刷適正を高めた基材です。最も汎用的に使用されています。
ミラーコート紙(キャストコート紙)
 鏡面仕上げした金属ロールに顔料塗工面を密着させながら乾燥させることにより、白色度も増してアート紙と比べてもより光沢があり、高級感があります。
その他
 蛍光紙など特殊な紙素材もあります。お問い合わせください。
 
■表面基材(フィルム系)
PET(ポリエステルフィルム)

 耐候性、耐水性、耐薬品性に優れています。表面保護用のラミネートや透明性を必要とされる場合にも使用されます。

ネーマー
 PETの裏面にアルミを真空蒸着して金属色を出したもの。金色・銀色、ツヤあり・ツヤなしなどがあります。
PETの特性を持ち、電気製品や事務製品の銘板ラベル、化粧品ラベルに使用されます。
ユポ(合成紙)
  プラスチック系フィルムをベースに、白色顔料を塗布したりし、不透明度、印刷適正、平滑性などを加味したもの。
紙に比べ強度、耐候性、耐水性、寸法安定性に優れて、且つ印字適性にも優れています。
フィルム素材としては、比較的安価な素材です。
ポリイミド
 耐熱性に優れ、低温から高温まで特性変化が少ない素材です。
電子基板の管理用などの使用されています。
その他
 セラミック、不織布など特殊な素材もございます。お問い合わせください。
 
■粘着剤
強粘着(永久接着)

 強い粘着力が特徴で、一般的に使用されるものです。

超強粘着(永久接着)
 強粘より接着力が強く、用途に応じて、粗面用、タイヤ用、耐熱用等があります
再剥離糊(弱粘接着)
  貼り付けた後に、粘着材が残らずに剥がせるタイプで、ダンボール化粧箱等に使用し、転送商品、リサイクル品に役立ちます。
冷凍・冷蔵糊
 低温適正、PO(ラップ)対応の強粘着で、主に食品、医療関連で使用されています。
再貼付糊
  貼り付けた後に、粘着材が残らず剥がせ、再度貼り付けることが可能な弱粘タイプの粘着材で、文具関連で使用されております。
使用上の注意
 *各粘着材は、使用環境、用途をご確認の上、事前にテストを行って下さい。
■仕上げ加工
 
台紙処理
ミシン目加工
セワレ加工
穴あけ加工
タイミングマーク印刷
 ラベル間の台紙に任意のミシン目(カット部分)を入れることにより、カッター無しで台紙を切れ易くします。
 台紙の任意方向に対して、分割できるスリット(切れ目)を入れ、台紙からラベルを剥がし易くし、作業性を上げます。
 バーコードプリンタセンサー用として、ラベル間もしくは、左右任意の位置に切り欠きを入れます。
 バーコードプリンターセンサー用として、台紙裏側へ任意の仕様で、
マークを印刷します。
ラミネート加工
 印刷ラベルの表面保護や、商品価値を表現する目的で使用され、主にPET、PP等が使用され、透明度のあるもの、サンドマット等の材質があります。
ライト加工
 粘着材面の任意部分にニスを印刷し、粘着力を操作する加工で、ラベルの添付、剥離作業の補助等、多種多様の用途があります。 
ラベル移行
 バーコードプリンタ剥離機(ピーラー)、自動貼り機器等で、台紙と基材を剥がし易くする加工で、主にフィルム系素材で使用されます。